船明啓耳プロフィール
船明啓耳:尺八製作修理/尺八演奏/演奏指導
静岡県磐田市出身
中学の頃より母方の実家にあった尺八を吹き始める。
1978年 琴古流尺八を二代目青木鈴慕(人間国宝)に師事。
1980年 NHK邦楽技能者育成会第25期卒業
1980年 NHK邦楽オーディション合格
1981年 集団「日本の音」に参加、東京近郊の小中学校にて邦楽公演を毎年開催。
1983年 専修大学三曲研究会尺八講師として学生を指導。
1988年 船明啓耳「尺八リサイタル」を銀座東芝ホールにて開催
1992年 フランス・ツールーズ市での親善演奏、国際民族音楽祭参加などフランス各地を演奏旅行。
1992年 麻生区近在の邦楽愛好家を中心とした合奏団<三曲あさお>結成に参加。
1992年 柴田耕頴氏主宰「千秀会」に参加。長唄や民謡などの編曲合奏を数多く公演。
1995年 琴古流鈴慕会師範を取得。
1997年 鈴慕会を退会して独自の尺八スタイルを模索するべく邦楽音楽の研究に着手。
2000年 燭の会主催「高尾山本曲鑑賞会」に助演、「本曲吹き合わせ」の演奏スタイルを確立する。
2003年 邦楽演奏「和音」主宰。磐田市各地を公演。
2007年 尺八工房船明を設立。
2008年 CD「琴古流尺八本曲吹き合わせ集」をリリース。
現在「三曲あさお」会長として合奏指導を行い、毎年定期演奏会を開催している。
1985年 この頃より尺八製作を始め、一時期泉州尺八工房にて製作部門に携わる。
数千本もの古今の尺八を修復、調整してきた経緯から尺八の構造と鳴りの研究に挑み、
歌口の構造、音程の調整、内径の構造を解明、楽器としての高い性能を持つ尺八を開発すに至る。
また、プロアマ問わず、奏者に合わせて尺八をカスタマイズする技術は高く評価され、「尺八調整インストラクター」の肩書きを持つ。
古管の修復により習得した鑑定眼は定評があり、多方面より古管の鑑定を依頼される事が多い。